「GANTZ:O」の会見に出席した川村泰監督(中央)、鎌形英一エグゼクティブプロデューサー、山中一孝プロデューサー=イタリア・リド島
イタリアで開催中のベネチア国際映画祭で8日夜(日本時間9日未明)、川村泰監督のフル3Dアニメーション「GANTZ:O」がコンペ対象外の部門で公式上映された。奥浩哉さんによる人気コミックが原作。大阪を舞台に、死んだはずの人間と謎の星人との戦いを描くSFアクション。日本では10月14日に公開される。
ベネチア国際映画祭が開幕 石川監督「愚行録」など参加
上映を終えた川村監督は「レッドカーペットを歩いているときはこれは夢なんじゃないかと。熱心で映画が好きな方が集まっていて、拍手で迎えられたので感動しました。予想以上にたくさん来ていただいたので、ありがたかったです」と感慨深げに話した。
日本で2千万部売れているという原作の魅力について、川村監督は会見で「日常のリアルな描写と激しいアクションの描写が交互に展開される。一度読み出すと止まらないくらい魅力的な漫画なので、映像にしたかった」と語った。なかでも特に人気が高いという大阪編では、ぬらりひょんなど日本の妖怪が次々と登場する。鎌形英一エグゼクティブプロデューサーは「星人と言われるモンスターのデザインが、アメリカでもヨーロッパでも日本以外のアジアでも出せない、日本ならではのクリーチャー(生き物)になっている。世界で戦えるデザインだと思って、CG映画で世界に出したいと考えました」。
すでにアニメ化、実写映画化も…
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