2026年アジア競技大会の共催招致からの撤退を表明していた名古屋市の河村たかし市長は12日、開催地が決まる予定の25日までに愛知県との共催に復帰する意向を示した。日本オリンピック委員会(JOC)は12日、県と市から調整状況を聴取。13日の理事会で対応を協議する方針だ。
河村氏と愛知県の大村秀章知事は12日、JOCに連名で「県市とも共催により開催したいという強い思いに変わりがない。25日までに共催の正式表明を行うため最善を尽くす」と理解を求める文書を提出した。
河村氏は12日の記者会見で「現時点での復帰は困難」と13日のJOC理事会までの共催復帰に否定的な考えを示す一方で、25日までの復帰には「これまで調整してきた。できればいい」と前向きな考えを示した。連名の文書では、県市の協議が継続中で、市内部の意思決定や市議会への説明に時間がかかる、とJOC理事会で共催招致を表明できない理由を釈明している。
JOCは12日午後、東京都内…