米大統領選の共和党候補トランプ氏は15日、経済政策の新たな内容を公表した。減税や規制緩和などにより、今後10年間で平均3・5%の経済成長と2500万人の雇用を生み出すとした。トランプ氏は「我々は二つの世界大戦で勝ち、月に人を送った国民だ。今こそ再び大きく考え、4%の経済成長の目標を打ち上げる時だ」と訴えた。
特集:米大統領選2016
減税の規模は10年間で4・4兆ドル(約450兆円)になるという。10兆ドル(1020兆円)規模とされたこれまでの減税案よりは減るものの、ブッシュ前大統領の減税を上回る規模だ。法人税率を35%から15%に引き下げる案も改めて主張。赤字を減らすため、軍事費や社会保障費以外の支出を毎年1%ずつ減らす方針も示した。トランプ氏は「我々の生活水準はもう改善しないという悲観論は受け入れない。これまでの失敗は偉大な成功に変えられる」と訴えた。
環太平洋経済連携協定(TPP…