自民党は16日、かつて民主党に所属していた無所属の松本剛明(兵庫11区)、鈴木貴子(比例北海道ブロック)の両衆院議員と、26日召集の臨時国会から衆院で統一会派を組むことを決めた。自民党は両氏の入党を視野に入れている。
松本氏は安全保障関連法に対案を出さない執行部の対応を批判し、昨年11月に民主党を離党。鈴木氏は、父の宗男氏が率いる地域政党「新党大地」が自民党と連携を深める中、衆院北海道5区補選での共産党の選挙協力に反対し、民主党から3月に除籍された。
両氏は2014年の衆院選で自民候補と戦ったため、自民党内には統一会派に不満の声も残っている。