爆発現場(奥)につながる23丁目通りは、爆発から一夜あけても封鎖されたままで、捜査が続いていた=18日午後6時35分、米ニューヨーク・マンハッタン、飯塚晋一撮影
米ニューヨーク市で17日にあった爆発で、米警察は19日、28歳の男を指名手配した。爆発は17日に隣接するニュージャージー州でも起き、同州では18日に別の場所で新たな爆発物も見つかった。捜査当局は、これらの事件の関連性を含めて捜査をしている。
ニューヨーク市での爆発について、オニール市警本部長は18日の会見で、手製の爆発物であることを示す証拠が現場で見つかったと明らかにした。近くの別の場所では、圧力鍋を改造したような爆発物とみられる不審物も見つかり、デブラシオ市長は会見で「すべての証拠は故意の事件だと示している」と述べていた。
CNNによると、ニューヨーク市内の二つの現場の近くの防犯カメラには同じ人物とみられる男が写っていた。また、ニューヨーク・タイムズによると、同市内にしかけられた二つの爆発物には殺傷力が高まるよう、鉄くずなどが入っていたという。
18日夜には、ニュージャージー州エリザベスの駅付近で不審物が見つかった。AP通信によると、ゴミ箱に入っていたバッグの中に5個程度の爆発物が入っており、警察が処理していた19日朝には、このうちの一つが爆発した。けが人はなかったという。同州シーサイドパークでは17日、予定されていたマラソン大会のコースの路上でゴミ箱が爆発し、捜査が続いている。
シーサイドパークの爆発が、ニ…