今季初戦となるオータム・クラシックで連覇した羽生結弦=ロイター
(1日、フィギュアスケート オータム・クラシック)
羽生、悔しさ残るSP ループ「もっときれいに跳べる」
フィギュアスケート特集 Kiss and Cry
けが明けの羽生結弦に、4回転ジャンプを四つ跳ぶ自身初の構成は難しすぎた。「しんどいですね」。演技後、肩で息をした。
ピアノの旋律に乗り、冒頭からループ、サルコーの2種類の4回転を成功した。だが、滑りの勢いはがくっと落ちた。演技後半の4回転サルコーは3回転になり、4回転トーループは転倒した。「かなりバテた」。最後の3回転ルッツも、両手をついた。
それでも羽生は笑った。「楽しい。燃えますね」。前日のジャパンオープンで、宇野昌磨がループより難度が高い4回転フリップを成功。参考ながら198点台の高得点を出した。
「負けるの、嫌いなので」。ライバルの存在が羽生の心に火を付けた。そして言った。「次の試合はノーミスにする。そうじゃないと、羽生結弦じゃない」
スピードが落ちた原因として、…