株式会社立ウィッツ青山学園高校(三重県伊賀市)をめぐる就学支援金詐取事件で、詐欺容疑で逮捕された同校運営会社「ウィッツ」(同)元監査役の馬場正彦容疑者(56)が、「うちは卒業証書を販売する商社だ」と言って生徒を勧誘させていたことが関係者への取材で分かった。
関係者によると、馬場容疑者は東京地検特捜部の調べに対して容疑を認め、「私の認識が甘かった」などと話しているという。特捜部は、勾留満期の4日に馬場容疑者を詐欺罪で起訴する見通し。
学校関係者によると、馬場容疑者は同校のサポート校「四谷LETSキャンパス」(東京都千代田区)の元実質経営者で、「代理店」と呼ばれていた関係者約20人に生徒勧誘をさせ、報酬を支払っていた。週1回開く代理店会議では、馬場容疑者らが勧誘方法などを指南。その際、「うちは卒業証書を販売する商社のようなもの。何もしなくても卒業できると勧誘すればいい」などと伝えていたという。
また、同キャンパスは一部の生…