税関総署がまとめた統計によると、今年1-8月には、中国の物品貿易の輸出入額が20兆500億元(1元は約15.6円)となり、前年同期比0.6%減少し、減少幅は1-7月に比べて1.1ポイント縮小した。うち輸出は11兆500億元で同0.8%増加し、輸入は9兆元で同2.3%減少し、輸出から輸入を差し引いた貿易収支は2兆500億元の黒字で、黒字額は同17.2%増加した。「北京日報」が伝えた。
8月の輸出入額が2兆8800億元で同6%増加した。うち輸出は1兆6500億元で同11.6%増加、輸入は1兆2300億元で同0.5%減少、貿易収支は4165億9千万元の黒字で、黒字額は同74.4%増加した。
一般貿易の輸出入額が増加し、割合が上昇した。1-8月は12兆900億元で同0.5%増加し、中国の対外貿易増額の60.3%を占め、割合は前年同期比0.7ポイント上昇した。うち輸出は6兆5900億元で同2.5%増加、輸入は5兆5千億元で同1.7%減少した。同期の加工貿易の輸出入額は4兆6800億元で同6.7%減少した。うち輸出は2兆9700億元で同6.6%減少し、輸入は1兆7100億元で同6.8%減少した。このほか中国の保税物流方式による輸出入は2兆4300億元で同4.8%増加した。うち輸出は8285億5千万元で同7.8%増加し、輸入は1兆6千億元で同3.3%増加した。
また中国とASEAN、欧州連合(EU)、日本との輸出入額が増加し、米国との輸出入額はやや減少した。1-8月にはASEANが中国にとって1番目の貿易パートナーになり、貿易額は2兆9300億元で同7%増加し、同期の対外貿易総額の14.6%を占めた。うち中国からASEANへの輸出は1兆6400億元で同6.9%増加し、ASEANからの輸入は1兆2900億元で同7.1%増加し、中国はASEANに対して3443億4千万元の貿易黒字で、黒字額は同6.2%増加した。EUは2番目の貿易パートナーで、貿易額は2兆8100億元に上り、同1.4%増加し、同期の対外貿易総額の14%を占めた。うち対EU輸出は1兆7200億元で同5.3%増加し、対EU輸入は1兆900億元で同4.1%減少し、中国はEUに対して6289億2千万元の貿易黒字で、黒字額は同26.9%増加した。
米国は中国の3番目の貿易パートナーで、貿易額は2兆4200億元となり同0.4%減少し、同期の対外貿易総額の12.1%を占めた。うち対米輸出は1兆8700億元で同0.5%減少し、対米輸入は5493億2千万元で同0.2%増加した。中国は米国に対して1兆3200億元の貿易黒字で、黒字額は同0.8%減少した。日本は4番目の貿易パートナーで、貿易額は1兆4千億元に上り、同1%増加し、同期の対外貿易総額の7%を占めた。うち対日輸出は6387億2千万元で同0.3%増加し、対日輸入は7660億6千万元で同1.6%増加し、中国は日本に対して1273億4千万元の貿易黒字となり、黒字額は同8.7%増加した。(編集KS)
「人民網日本語版」2020年9月8日