業務提携を発表するH2Oリテイリングの鈴木篤社長=6日、大阪市北区、遠藤真梨撮影
エイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングの鈴木篤社長は6日、大阪市内で会見し、セブン&アイ・ホールディングス(HD)から百貨店3店舗を引き受ける狙いを語った。
セブン&アイ、3百貨店譲渡へ そごう神戸などH2Oに
鈴木社長の主な発言は次の通り。
――今回の提携の目的は。
セブン&アイHDと関西エリアで戦略的ビジネスパートナーとして関係を築くことで、あらたな拠点としてコンビニを活用できる。お客様と当社グループとの接点の場が一段と拡大する。両社グループが持つ経営資源および、サービスの有効活用、あるいは百貨店事業をはじめとした共通する業態の課題解決にも取り組んでいく。
――消費者にはどのようなメリットがあるのか。
両社の事業の基盤をうまく活用した取り組みを行っていこうと思っている。たとえばお中元やお歳暮の注文を、関西エリアのセブン―イレブンで承る。百貨店でお求め頂いた商品をセブンで受け取る。こうしたことなどを実現させることによって、これまで以上に生活者になくてはならない存在でありつづけたいと思っている。
――今回の発表に至った経緯は。
7月中旬にセブン&アイHDから話があり、数回の会議を重ねて今日に至った。
――H2Oはそごう神戸店(神…