中止を伝える運営者のサイト 解散を命じたことを伝える塾長の告示
慶応大の学園祭イベント「ミス慶応コンテスト」が、主催する学生団体の不祥事で中止になった。大学のミスコンの実態とは?
「ミス慶応」主催団体の解散命じる 不祥事受けて大学側
「すごく残念。ファイナリストの6人がかわいそう」
東京都港区の慶応大・三田キャンパス。11月17日に開幕の「三田祭」で予定されていたミスコン中止に、文学部3年の女子(21)は肩を落とす。
発端は部員の不祥事だった。慶大によると、ミスコンを企画する「広告学研究会」が9月2日、宿泊先での懇親会で未成年の学生に飲酒をさせた。2009年にも、部員10人が東急東横線・日吉駅構内を全裸で走り、公然わいせつ容疑で書類送検される不祥事があり、「団体の体質、運営実態が極めて不適切であることは明白」として、大学側が今月4日付で解散を命じた。
慶大や団体のサイトによると、広告学研究会は1924年創立、約70人の部員がいる大学公認の学生団体。慶大広報室は「(再度の公認は)通常は無理」としており、存続は絶望的だ。来年以降のミスコン開催も不透明になった。
全国で報じられた慶応のミスコン中止。注目されるのは、アナウンサーや芸能界への登竜門になっている実態があるからだ。元フジテレビの中野美奈子さん、元TBSの青木裕子さんら「ミス慶応」の女子アナは少なくない。
昨年、コンテスト出場のための…