2018年に明治維新から150年を迎えるのに合わせ、政府は7日、記念事業を実施すると発表した。日本の近代化の歩みを次世代に伝えるため、政府主催の式典などを検討する。一方、自民党内の安倍晋三首相に近い議員からは、「明治の日」の制定を目指す動きが出始めた。
菅義偉官房長官が7日の記者会見で「明治150年は、我が国にとって一つの大きな節目。明治の精神に学ぶ、日本の強みを再認識することは極めて重要だ」と発表した。内閣官房の推進室や府省横断の連絡会議を立ち上げ、具体的な事業を計画する。
明治維新から100年の1968年10月には、政府は日本武道館で記念式典を開いた。昭和天皇、皇后や当時の佐藤栄作首相をはじめ約9千人が出席。100周年の記念歌を合唱し、佐藤首相が万歳を三唱した。首相官邸の幹部は「(今回も)式典をやる必要がある」と、18年10月にも式典を開く考えだ。
安倍首相は昨年8月に地元・山…