予言の検索、5月16日に急増 全国と異なる熊本の動き——贯通日本资讯频道
您现在的位置: 贯通日本 >> 资讯 >> 社会(日语) >> 正文
予言の検索、5月16日に急増 全国と異なる熊本の動き

写真・図版


地震予知と関連づけられることが多いナマズ=兵庫県淡路市



[PR]


「熊本地震」という言葉とともに検索された語句「第2ワード」で、地震発生から半年間にわたって、熊本県と全国で継続的に多かったのが「今後」と「予言」だ。ただ、「予言」は、熊本と遠隔地で検索のピークが1カ月ずれた。専門家は「被災地と遠隔地の不安の質の違いが、行動として表れたのではないか」と指摘する。


特集:検索データが語る熊本地震6カ月


■「今後」「予言」に高い関心


今年4月の地震発生から半年間の検索ワードの変化を検索大手のヤフーが分析した。


「熊本地震」と一緒に検索された語句の月間順位でみると、熊本県では「今後」が4~6月に1位、7~9月が2位だった。熊本県をのぞく全国でも「今後」は9月まで10位以内に入り続けた。「予言」は、熊本県と全国でともに、7、8月をのぞき10位以内に入った。


写真・図版


震度7が2度襲った益城町では、町の「今後」に向けた復興計画骨子を議論する町と住民の意見交換会が始まった=10月18日、熊本県益城町、平井良和撮影



さらに全国から、北海道、宮城県、東京都、大阪府のデータを抽出し、それぞれの語句が地域別にどのように検索されたのかを調べ、認知心理学が専門の信州大学人文学部の菊池聡教授に分析してもらった。


■地震発生日、宮城で「今後」検索が最多に


写真・図版


「熊本地震 今後」の検索数の推移



「今後」は、「本震」があった4月16日は、熊本をのぞく4都道府県で高い関心が示された。期間内に一番検索が多かった日を「100」としたときに「44~77」と高い値だった。最多の「77」は東日本大震災の被災地の宮城だった。一方、熊本では16日と翌17日は1桁台と低い値だった。


熊本では5月に入ってから「50」を超え始め、16日が最多になった。一方で、残りの4都道府県も5月以降、同様に検索数が高い値を維持し、6月半ばになっても「50」近い値を示した場所もあった。地震発生から3カ月がたった当時も、たびたび震度4以上の余震が熊本周辺で起きていた。


菊池教授は「遠隔地の人にとっては大地震の予兆であり、複雑な不安を喚起し続けるものだったのだろう」とみる。


■南海トラフの予言が影響?


写真・図版


「熊本地震 予言」の検索数の推移



「予言」の検索は、熊本と残りの4都道府県で異なる動きを見せた。熊本をのぞく4都道府県は「本震」のあった4月16日が最多に。一方で、その日の熊本は1桁台だった。


熊本は4月中は低い値だったが、5月に入ってからじわりと増え、5月16日に前日から倍増しピークを迎えた。同じ日、残りの4都道府県は「50」未満だった。


菊池教授は「地震発生直後の熊本での喫緊の課題は、今日明日をいかに生き延びるかに関わる情報収集だったはずだ。予言のような悠長な話は状況が落ち着くまで後回しになった」とみる。


逆に、遠隔地で地震発生直後に検索が急増したことについては、「緊急の解決課題をもたない全国の人々にとって、地震被害への不安は形のない漠然としたものになる。メディアがその不安を解消する情報を提供できず、探索的な試みがネットに向かったのではないか」と話す。


■「5月17日」の予言


写真・図版


復興イベントで小学生がそれぞれ「復興への思い」を書いた紙コップにともされたろうそくには、先行きへの不安と願いが多く記されていた=10月16日、熊本県益城町、平井良和撮影



当時、ネット上では「5月17日に南海トラフ地震が起きる」といううわさが飛び交っていた。現地の被災者にも深刻に受け止められていた。


いまだ大きな余震が続いていた5月上旬、避難所にいる被災者に生活再建に向けた状況を取材していると、半信半疑の様子ながら、「家を直そうと思っても、また17日に大きいのが来るって話があるし、困っている」「17日というのもやっぱり怖いし、まだしばらく避難所にいます」といった声が聞かれた。


結局、17日に巨大な地震はなく、数日後には各地で検索数が大きく減った。


■「予言」求める心理、誰にでも


写真・図版


信州大学人文学部の菊池聡教授=長野県松本市



こうした動きについて、菊池教授は、「ネット上の情報は、わずかなデマや臆測でも、それを確証しようとする行動によって連鎖的に広がっていく特徴がある。タネのような情報がどこかで伝わることで、爆発的な検索が起こっても不思議ではない」と語る。


さらに、「科学的に正しい予言というのはまずない」としたうえで、「人間には誰でも不安ゆえに、そうしたもの求める心理がある。それを理解した上で、冷静な目で情報に接してほしい」とアドバイスする。(篠健一郎、平井良和)


新闻录入:贯通日本语    责任编辑:贯通日本语 

发表评论】【加入收藏】【告诉好友】【打印此文】【关闭窗口

相关文章

中国の若者の輪郭:不動産価格・教育に一番関心あるのは?
中国の若者の輪郭:金融・環境保護に一番関心あるのは?
中国の家電業界にほとばしる新たな活力
成都市で駐車スペースのイラストが流行、依頼料金は千元以上
中国、2020年欧州特許庁での特許出願が過去最多に
女性消費者は何にお金を使っているか?
黄砂が過ぎ去り青空戻った北京 比較写真でその差はっきり
「アバター」が中国で再上映、世界歴代興行収入で首位に返り咲く
中国1-2月の工業付加価値額、実質増加率35.1%に
中国1-2月の社会消費財小売総額、前年比33.8%増の6兆9737億元
中日関係の全体的安定という基本的方向性は変わらない 報告書
習近平総書記が注目した「電気式オンドル」とは?
中国2月の社会融資総量1.71兆元増、M2は10.1%増
国境地帯の雪原を馬に乗りパトロールする人民警察 新疆
6割の業界で女性比率が上昇 新一線都市が女性に人気
大雪が降った四川省で交通整理をして「雪像」になった警察官が話題に
中国米国商会「在中国米企業にとって中国は一番目の投資先」
全人代代表が習近平総書記に「ネコ」の写真2枚を紹介
中国、家族の休暇旅行計画の決定権は7割が妻
武漢大学で桜の花見、1万人が訪れる
溺れた子供を救助し亡くなったタジク族の全人代代表、生前最後の提案が人民大会堂に
中国の国際特許出願件数、世界一をキープ
女性は健康関連消費の絶対的な中心 「女性経済」の中身は?
ユニクロが日本で9%の値下げ発表 中国は値下げの予定なし
中国の太陽光発電、累積設備容量が6年連続で世界一に