上灘公民館に開設され、受け入れのための準備が進むボランティアセンター=22日午後2時29分、鳥取県倉吉市、橋本弦撮影
鳥取県の地震被災地では一部の自治体でボランティアの受け入れが始まった。
鳥取、続く地震 避難1300人超、23日は風雨に警戒
同県湯梨浜町の社会福祉協議会は22日、災害ボランティアセンターを町役場の別館で立ち上げた。さっそく町民ら11人がボランティアとして訪れ、壊れた民家の屋根にブルーシートをかけたり、家具が散乱した室内を片付けたりした。23日以降は、倒れた墓石を戻してほしいといった依頼に対応する予定という。
同県倉吉市の社会福祉協議会も22日午後、ボランティアセンターを開設した。ただ、危険を伴うためまずは消防団などが対応するとし、応急処置をとったうえで、24日から県内の住民を中心にボランティアを受け入れる。塚根智子事務局長(61)は「市民の生活をできる限り元に戻すため、ご協力いただきたい」と話している。