大涌谷へロープウェーで向かう「ミス・インターナショナル」の各国代表たち=24日午前、神奈川県箱根町、長島一浩撮影
東京で27日に開催される第56回ミス・インターナショナル世界大会の各国・地域代表70人が24日、神奈川県箱根町の観光名所、大涌谷を訪れた。ロープウェーが尾根を越えると、白煙がもうもうと立ち上る谷を美女たちが見下ろし、「びっくりした」「素晴らしい」と歓声を上げた。
大涌谷の展望台でハワイ代表のグネビア・デブンポートさん(21)は「ハワイの火山は硫黄の黄色がもっと濃いけれど、ガスの臭いや煙は同じ。ここは周りの美しい山が私たちを守ってくれるような気がして、興味深い」と話した。
70人には名物の黒たまごが配られた。ミャンマー代表のエイン・ギン・トゥさん(21)は黒たまごを2個食べ、「普通の卵よりもおいしい。ミャンマーに持って帰りたい」と喜んだ。
昨年秋に箱根に来たミス一行は活発な火山活動のため、町内の美術館から大涌谷を遠望した。箱根町観光協会は、今年の一行が大涌谷で撮った写真や感想をSNSで発信してくれることに期待している。(村野英一)