九回表広島1死、小窪の右飛を好捕する岡=山本裕之撮影
■日本ハム・岡大海外野手
懸命に飛びつき、右翼ポール際への大飛球をもぎとった。そのままフェンスにぶつかってもボールを離さない。「無心でした。フェンスも気になったけど捕れると思ったので勝負にいった」。九回1死、代打小窪の打球をスーパーキャッチした。
日本ハム、3―1で広島に勝利 日本シリーズ2勝2敗に
岡山・倉敷商高から明大を経て入団3年目の25歳。学生時代は投手兼野手で、身体能力の高さが売りだ。この日は中堅で先発し、九回から右翼へ。マウンドの宮西はその後、満塁まで粘られただけに、「本当に助かった。捕ってくれたことがすべてです」と感謝した。
四回にはまずい守備もあった。2死一塁。エルドレッドの高々と上がった右中間前方への飛球を右翼手の近藤らと追い、結果的に誰も捕れず先取点を許した。「僕がいかなければいけないところ。最後はぶつかってでも捕らなければいけなかった」