小中学生の男児にわいせつ行為をした様子を撮影したなどとして、大阪府警が大阪市立小学校の元教諭尾山典由(のりゆき、35)=静岡県磐田市=と岐阜県垂井町立小学校講師の藤本徳晃(のりあき、33)=同県関ケ原町=の両容疑者を、児童買春・児童ポルノ禁止法違反(製造)などの疑いで逮捕したことが府警への取材でわかった。2人とも「性的対象だった」と容疑を認めているという。
少年課によると、尾山容疑者は2013年、宮崎県で当時15歳の少年と性的行為をした様子を撮影、藤本容疑者は滋賀県内の相撲大会会場で7~10歳の男児3人の着替えを撮影し、画像を尾山容疑者に渡した疑いなどがある。2人の勤務先の小学校での被害は確認されていないという。尾山容疑者は14年12月、「自己都合」を理由に退職した。
両容疑者はネットの交流サイトで知り合い、撮影した画像を交換。家宅捜索では尾山容疑者宅から約3万点、藤本容疑者宅から約2万3千点の男児の画像や動画が見つかったという。