法廷通訳に誤訳の疑いが指摘されていた「ジャカルタ事件」の裁判員裁判が27日、東京地裁であり、辻川靖夫裁判長は、問題となった3人のインドネシア人証人の通訳内容を検証した鑑定書の内容を読み上げた。鑑定書を受け取って分析した弁護側によると、誤訳や訳し漏れなどは約200カ所にのぼったという。 法廷通訳、証言を誤訳か インドネシア語、裁判所が鑑定 被告は、1986年にインドネシア・ジャカルタの日本大使館に爆発物が撃ち込まれた事件で、殺人未遂などの罪に問われている。これまでの公判では、発射元となったホテルの元従業員や元警察官らインドネシア人11人が証人として出廷し、日本人男性2人が通訳。このうち、証人3人を担当した法廷通訳人の通訳内容について、もう1人の通訳人が鑑定していた。 この日の裁判で辻川裁判長は、当時捜査にあたったインドネシア人の警察官の証人が「私服です」と答えたのに、「警察の制服です」と訳されるなど、鑑定書が指摘した主な誤訳の箇所を読み上げた。鑑定書は「基本的には正確に訳されているが、適切でない箇所もある」と結論づけたという。 辻川裁判長は、3人の証人について「供述の正確性は保たれていた」と判断。証人を改めて呼んで尋問をやり直すことはせず、予定通り11月1日に結審することを決めた。弁護団も「鑑定書で尋問の誤りが訂正された。再尋問は必要ないと考えている」と話した。(志村英司) |
法廷での証言誤訳は200カ所 東京地裁 再尋問はせず
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