大阪府は２８日、２０２５年の誘致をめざす国際博覧会（万博）の基本構想をまとめた。松井一郎知事は１１月に国に構想を提出する方針。菅義偉官房長官は同日の記者会見で「（構想を）具体化し、他国と競争できるような内容にすることが求められている。しっかり検討を進めたい」と前向きに検討する考えを示した。

府が２８日、有識者らによる府の検討会議に案を示し了承された。誘致が実現すれば、大阪での総合的な万博は１９７０年以来、半世紀ぶり２度目となる。

テーマは「人類の健康・長寿への挑戦」（英語仮題Ｏｕｒ Ｈｅａｌｔｈ，Ｏｕｒ Ｆｕｔｕｒｅ）。世界の健康格差や高齢化の波が広がる中、健康・長寿は「世界が協調して取り組むべき課題」と位置づけ、人々の行動を変える「健康になる万博」を打ち出す。大阪の笑いの文化も健康がテーマの万博開催にふさわしいとアピールする。

中心施設のテーマ館は、未来の…