プロ野球広島カープの２５年ぶりのセ・リーグ優勝を祝うパレードが５日午前、広島市であった。市中心部を貫く「平和大通り」約３キロの沿道に、選手らを一目見ようと約３１万３千人のファン（主催者発表）が詰めかけ、優勝の喜びをわかちあった。パレードは初めてリーグ優勝した１９７５年以来、４１年ぶり。

ありがとう広島カープ

パレードは快晴のもと、午前１０時半にスタート。緒方孝市監督や今季限りで引退した黒田博樹投手（４１）らがオープンカーとオープンバス計９台に分乗し、「優勝おめでとう」「黒田ありがとう！」といった沿道の声援に手を振って応えていた。

カープのユニホームを着た長女と一緒に、スタート地点でパレードを見た広島市西区の主婦、新名（にいな）直江さん（４２）は「感動しました。選手のみなさんのうれしそうな顔を見られて、一番うれしい。来年こそは日本一を」と期待を込めた。（久保田侑暉、清水康志）