10月の新車販売ランキングで3位に入ったダイハツ工業の軽自動車「ムーヴ」シリーズの新型「キャンバス」
10月に国内で最も売れた新車はトヨタ自動車のハイブリッド車(HV)プリウスだった。日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が7日発表した。昨年末の全面改良以来の根強い人気だが、トップ10の顔ぶれは、各社が夏以降に売り出した新型車に移り始めた。
実家住まいの独身女性を狙ったダイハツ工業の新しい軽自動車ムーヴキャンバスを含むムーヴは3位、高速道路での自動運転機能が自慢の日産自動車のミニバン、セレナは5位、ホンダの主力小型ミニバンのフリードは9位に入った。
三菱自動車の燃費偽装の影響で販売不振が続いた日産の軽自動車デイズは、前年同月比2・2%減。9月の前年比2割超の減少から大きく改善した。トップ10のうち軽は4車種、残りはほとんどがHVかHV設定のある車だった。
一方、日本自動車輸入組合は同日、10月に最も多く輸入車を売ったのは独メルセデス・ベンツで、同10・6%増の4543台だったと発表した。2位は独BMW(同5・4%増)、3位が独フォルクスワーゲン(同24・8%増)だった。