契約更改を終え、厳しい表情を浮かべる中日の浅尾
中日の浅尾拓也投手(32)が8日、来季の契約更改交渉に臨み、年俸1億円以下の減額制限いっぱいとなる25%減の7350万円でサインした。プロ10年目の今季は右肩の故障に苦しみ、初の1軍登板無し。「応援してくださるファンに元気な姿を見せることができなかったので、来年は少しでも見てもらえる選手になりたい」と語った。
浅尾投手は2011年に79試合に登板して7勝2敗10セーブ、45ホールドでセ・リーグMVPに選ばれ、12年は年俸2億7500万円に。だが12年は29試合の登板に終わるなど、ここ数年は肩やひじの故障に悩まされている。
今春のキャンプでは順調に投げ込んでいたが、打ち上げ目前の終盤に右肩に違和感が出てしまった。結局1軍昇格のないままシーズンが終わり、「精神的にもきつい1年だった。もうちょっと自分が結果を残していれば1軍に呼ばれたと思う」。来季に向けて、「契約すると言ってもらえるだけでありがたい。肩を鍛えていい状態で臨めるようにしたい」と前向きに語った。(金額は推定)