小学生らがはねられた現場を調べる警察官ら=15日午後6時47分、宮崎市大塚町、小出大貴撮影(車のナンバーにモザイクをかけています)
15日午後5時40分ごろ、宮崎市大塚町の大淀川の堤防道路で、小学生3人が軽乗用車にはねられた。宮崎県警によると、2年の男児(8)が意識不明の重体、3年の男児(9)は足の骨が折れる重傷、もう1人の2年の男児(8)は額が切れるけがを負った。
県警は軽乗用車を運転し、事故後に過呼吸で搬送された同県国富町のパート女性(23)から自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致傷)の疑いで事情を聴く方針。
県警の説明では、3人は市内の同じ少年サッカーチームに所属。現場から数十メートル離れた河川敷のサッカーコートで練習中、公衆トイレに行こうと横断歩道を渡っていてはねられたとみられる。男児の一人は「トイレに行く途中だった」と話したという。
練習を見に来ていた保護者の男性(65)は「『ドン』という音が一回聞こえた。車が壁にでもぶつかったと思って見に行くと、道路に横たわった子どもが見えた」と話した。
現場は横断歩道がある片側1車線の直線道路。街灯はなく、事故当時は薄暗かったという。