遺体発見現場付近の地図
堺市北区に住民票がある梶本樹李(たつき)ちゃん(4)の行方不明事件で、大阪府警は15日、同府千早赤阪(ちはやあかさか)村の山中で、トレーナーを着て両足に靴下をはいた、子どもとみられる遺体を発見した。父親で鉄筋工の卓(すぐる)容疑者(35)=傷害致死容疑で再逮捕=の供述に基づいて捜索していた。樹李ちゃんの可能性があるとみて、身元の確認を急いでいる。
遺棄場所「うそついた」 堺の4歳児不明、捜索再開
捜査1課によると、見つかったのは、大阪と奈良の府県境から大阪側に約300メートルの山中の川近く。捜査員が15日午後、深さ約40センチの地中で発見した。長さ約50センチで、泥まみれだが、上下に服を着ており、靴下とニット帽のような物も確認できたという。
府警は4~7日、遺体を投げ捨てたとする卓容疑者の供述に基づき、奈良県御所(ごせ)市の山中を捜索したが見つからず、一時中断。卓容疑者が12日、御所市の捜索現場から約500メートル西側の場所を示し、「遺体は川のそばをスコップで50~60センチ掘って埋めた」と供述を翻したため、14日に捜索を再開し、40~50人態勢で土を掘って捜索していた。
一方、母親の千穂(ちほ)容疑…