パキスタンの首都イスラマバード近郊のホテルで15日、日本人とみられる男性の遺体が見つかった。男性は日本のパスポートを持っていた。地元警察はこの男性と一緒にいたとされるパキスタン男性から事情を聴いており、事件と事故の両面から調べている。
地元メディアが撮影したパスポートによると、男性の名前は「OTA AKIRA」、本籍は愛知県で、年齢は55歳。
遺体が見つかったのは、イスラマバード中心部から南へ数キロの市街地にあるホテル。15日正午ごろ、日本人男性と同じ部屋にいたパキスタン男性が「日本人の様子がおかしい」と従業員に知らせ、従業員が警察に通報した。
警察によると、遺体には左まぶたがうっ血した跡があり、流血していた。パキスタン男性は警察に「日本で長年暮らしていたが、日本人男性と車部品販売会社を立ち上げるためパキスタンに来ていた」と説明しているという。(イスラマバード=乗京真知)