こうした信頼は、各国政府要人が「率先して接種を受けている」ことに表れている。すでにセーシェルのラムカラワン大統領、インドネシアのジョコ大統領、トルコのエルドアン大統領が、中国製ワクチンの安全性を全ての人々に信じてもらえるよう接種を受けている。こうした信頼は、各国から舞い込む発注に表れている。中国製ワクチンはすでにエジプトで正式に使用が承認されている。これに先立ち、アラブ首長国連邦とバーレーンは世界保健機関（WHO）の技術基準に照らして、中国製ワクチンの正式な販売登録を承認した。ブラジル、タイ、ウクライナなどの国や地域も中国へのワクチン発注を発表している。

ワクチンは安全か？接種後どのくらいの期間有効か？輸送に適しているか？これらはワクチンの品質を評価する重要な指標であり、各国が調達するワクチンの選択において最も重視する点でもある。国によって試験基準に違いはあるが、中国製ワクチンの安全性と有効性はいずれもWHOの定めた販売基準を上回っている。また、中国製ワクチンは保管・輸送の利便性においても突出した優位性を持つ。2～8度の環境でありさえすればよく、大多数の国が満たすことのできる低温保管・輸送条件であり、大幅にコストを削減できる。「世界最良のワクチンの1つ」、「確実かつ安全」。中国製ワクチンはデータの裏付けがあり、検証に耐えうる品質によって承認を勝ち取っている。

中国製ワクチンは「品質」が素晴らしいだけでなく、「国際公共財」として世界の新型コロナとの闘いに自信と希望をもたらす。中国製ワクチンは数か月に及ぶ難関攻略を経て完成したものであり、非常に高い科学技術力の現れであり、「人民至上、生命至上」という理念を生き生きと物語るものでもあり、中国の道義心の力強い表れでもある。このほど、テドロスWHO事務局長は、ワクチンに関する一部の国のやり方に対し、「孤立、党派争い、陰謀説による科学批判が優勢に立つのを許すのか、それとも危機の最終段階を共に乗り切り、公平にワクチンを分かち合うのか？」と問いかけた。一部の国は「ワクチン・ナショナリズム」に走り、ワクチンを利用して自国のみの利益を図ろうとして、国際社会から次々に批判されている。一方、中国は最も早くからワクチンを国際公共財とすることを約束し、「COVAXファシリティ」やWHOの「Access to COVID-19 Tools (ACT) Accelerator initiative」に参加し、世界の新型コロナとの闘いに自信と希望をもたらして、広範な賞賛を得た。

中国の強大な生産能力は、世界のワクチン供給量不足を力強く緩和する。中国製ワクチンの公平で合理的な価格も、発展途上国の経済的負担を緩和する。この貴重な「ライフライン」は、中国の一貫した信念を伝えている。つまり、新型コロナワクチンの開発と分配は国と国の競争、企業と企業の競争では断じてなく、全人類とウイルスの決戦であるということだ。人類は運命共同体であり、感染症に国境はなく、自国の事のみ考えて他国を顧みずにいてもよい国はなく、危険にさらされている全ての人々へのワクチン接種を確保して初めて、人類はウイルスに完全に勝利し、真の安全を実現することができるのだ。

グテーレス国連事務総長は新年の挨拶で、「2021年を、傷を癒す年にしよう」と人々のために願った。人々はどのように傷を癒すのか？世界は安全で有効なワクチンを必要とし、団結して新型コロナと闘う責任感と行動を呼びかけている。中国製ワクチンが広く歓迎されている根本的理由は、ここにある。（編集NA）

「人民網日本語版」2021年1月18日