石浦(手前)は下手投げで逸ノ城を破る=長沢幹城撮影
(17日、大相撲九州場所5日目)
横綱・大関安泰、豪栄道は5連勝 大相撲九州場所5日目
相撲特集:どすこいタイムズ
関取最軽量の114キロ、新入幕の石浦が左足を振り上げ、約80キロ重い逸ノ城を投げた。「ちょっとバタバタしたけど、いい立ち合いができたのが良かった」
身長でも20センチ違い、体格では圧倒的に不利ながら、策はシンプルだった。「しっかり当たる。引かない」。その言葉通り、体重差をものともしない激しい立ち合い。逸ノ城が張り、押し、はたきを繰り出しながら組もうとするのを左へ回り込んで防ぎつつ、隙をついて左を差した。小手に振りに来たのをかまわず、投げきった。
日大相撲部ではトップレベルではなかった。卒業後、格闘家や俳優などを目指してオーストラリアへ語学留学した。しかし、角界で活躍する同世代に刺激を受けてプロ入り。白鵬の付け人を務めた。
逸ノ城とは初顔合わせだが、鳥…