鈴木玲奈容疑者(右)と大島祐太容疑者=フェイスブックから
大阪市で鈴木琉聖(りゅうせい)ちゃん(1)とみられる遺体が見つかった事件で、大阪府警に死体遺棄容疑で逮捕された母親の鈴木玲奈(れな)容疑者(24)が8月に同市東住吉区に転入した際、琉聖ちゃんについて「発育は問題ない」と区役所に説明していたことが、捜査関係者らへの取材でわかった。鈴木容疑者は琉聖ちゃんが4月に死亡したと供述しており、府警は発覚を恐れて虚偽の説明をしたとみている。
男児の遺体を車内に隠した疑い 20代男女を逮捕 大阪
鈴木容疑者は8月19日に和歌山県みなべ町から同区に転入。同月22日、区役所での未就学児の親向けの面接で、家族は長女(3)と長男琉聖ちゃんの3人家族と申告し、琉聖ちゃんについて「ちゃんと歩けて、言葉もしゃべる。食事もできている」と答えたという。
一方、今月22日に府警に死体遺棄容疑で逮捕された際には「4月に息子を残して車を離れ、戻ったら死んでいた。虐待を疑われて逮捕されると思って車に隠した」と説明。司法解剖で琉聖ちゃんは4月に死亡していたとしても矛盾はないとされたことから、府警は区の面接で、死亡の事実を隠したものとみている。
府警によると鈴木容疑者と、同…