リンク内で渦を巻くサンマの群れ。死んだ状態で水揚げされた魚を仕入れた、とスペースワールドは説明している=26日午後8時11分、北九州市八幡東区、伊藤宏樹撮影
北九州市八幡東区のテーマパーク「スペースワールド」は27日、約5千匹の魚を氷漬けにしたスケートリンクの上を滑る企画を中止した。ネット上で「残酷」などと批判が集まり、来年5月まで続ける予定を変更した。魚を取り除く作業を行うため、当面の間、リンクの営業をとりやめる。
スケートリンクに魚5千匹を氷漬け 「残酷」批判相次ぐ
中止されたのは「フリージングポート~氷の水族館~」という企画。「海の上を滑っている感覚を味わってもらいたい」と今月12日から初めて開催された。リンクにサンマやイワシ、キビナゴなど約5千匹を埋め込みながら氷を張った。魚は死んだ状態で水揚げされたものを卸売市場の仲買人を通して購入。ジンベエザメやエイといった大型の魚は、写真を引き伸ばして埋め込んだという。
スペースワールドの公式サイトでは「5000匹の氷漬けにされた魚たちの上をスイスイと滑走」「前代未聞のアトラクションで日本初、いや世界初間違いなし!!」などと宣伝。公式フェイスブック(FB)でも、魚を埋め込みながらリンクに氷を張る様子を数回にわたって投稿していた。
スペースワールドによると、山…