武田英之さんの自宅には、革製やプラスチック製の試作品が並ぶ=福岡県久留米市
全日本吹奏楽コンクールで金賞常連のブリヂストン吹奏楽団久留米(福岡県久留米市)のOBが、中高生に使ってもらおうと籐(とう)製のミュートを独自につくった。性能の良さが、福岡県内の金管奏者の間で口コミで広まっている。
久留米市の武田英之さん(49)。中学2年の時に福岡市の中学校の吹奏楽部に入り、トランペットを始めた。高校でも吹奏楽部で活動し、高校卒業後は吹奏楽で全国に名を知られていた久留米市にあるブリヂストンに入社した。
狭き門だった入団テストにも見事合格し、憧れだったブリヂストン吹奏楽団に入団。全日本吹奏楽コンクールや全日本アンサンブルコンテストでは、何度も全国大会の金賞に輝いた。同じく吹奏楽団に入団していた双子の兄輝之さん(49)とともに「楽器がうまい双子の武田兄弟」として活躍した。
世代交代から36歳で退団した…
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