九州大の森田浩介教授
新しい元素を認定する国際純正・応用化学連合(IUPAC)は30日、森田浩介・九州大教授ら理化学研究所のチームが発見した113番元素について、チームが提案した通りの「ニホニウム」で正式決定した。元素記号も「Nh」で確定した。
特集:新元素「ニホニウム」
113番元素は日本で見つけたことが認定された初めての元素で、森田教授らが提案したニホニウムという名前は「日本」にちなんだもの。IUPACが今年6月に公表し、11月上旬まで5カ月間、パブリックコメントで意見を募集していた。
正式決定を受けて、森田教授は「提案したニホニウムが正式決定して大変うれしい。基礎科学は、日々の生活や産業に直接的な恩恵を与えることはまれ。長期的で地道な基礎科学研究への支援にあらためて感謝します」とコメントした。
113番のニホニウム以外に、…