超党派の国会議員が設立した大阪万博議連であいさつする松井一郎大阪府知事(中央)=2日午前8時40分、東京都千代田区
2025年の国際博覧会(万博)の大阪誘致に向け、超党派の国会議員による「大阪万国博覧会を実現する国会議員連盟」が発足し、2日午前、国会内で設立総会を開いた。
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自民、民進、公明、日本維新の会の衆参27人が呼びかけ人に名を連ね、会長には和歌山が地元の二階俊博・自民党幹事長が就任。「大阪らしい、大阪だからできることがたくさんある。(万博は)良い機会だから、大きな行事をするにふさわしい集まりにしたい」とあいさつした。
総会では20年の東京五輪後の経済対策として期待する声も上がった。京都が地元の民進の泉健太衆院議員は「国会では色々(与野党の)対立があるかもしれないが、大阪万博はみんなで頑張っていきたい」と述べた。
万博誘致を主導する大阪府の松井一郎知事は、早期の閣議了解に協力を求め、「大阪、関西が世界の人々があこがれる健康、長寿の先進都市となる大きな仕掛けとしたい」と強調。「健康・長寿」をテーマとする万博の必要性を訴えた。(上田真由美)