手を携え共に110日にわたり感染症と戦った。古い友人である馬雲(ジャック・マー)氏と日本の二階俊博自民党幹事長が「クラウド面会」を行った。中国新聞網が伝えた。
29日午後、中日医療専門家間の「新型コロナ診療・感染対策経験交流会」がオンラインで開かれた。日本医療国際化機構、Medical Excellence JAPAN(MEJ)、及び日本現地の多くの病院の専門家が、浙江大学医学院付属第一病院の十数人の専門家と深く交流した。新型コロナ発生後、力を合わせて協力している馬氏と二階氏も「クラウド面会」を行い、それぞれ挨拶した。
馬氏は発言の中でまず両国の医療従事者に謝意を伝え、「新型コロナとの戦いで、日本と中国の医療従事者は大きな成功を上げ、貴重な経験を積み重ねた。しかし状況は国によって異なり、その感染症と戦う方法も異なるため、十分な交流と共有が必要だ。我々は違いを尊重し、共通点を模索する必要がある」と述べた。
馬氏は、「どの人、どの国も異なっているが、まさに異なるがゆえにそれぞれの魅力がある。相互信頼とより良い協力により、より良い未来を創り出せる」と述べた。
日本で感染症が発生すると、馬氏は日本にマスクや防護服などの防疫物資を寄贈した。また二階氏及び二階氏が率いる日本医療国際化機構を通じ、必要としている人の手元に最速ペースで送り届けた。
二階氏も発言の中で、感染期間中の協力について特に言及し、中国語の「患難見真情、患難知真交」(まさかの友こそ真の友)という表現により中日両国民間の友好を形容した。二階氏は「人と人の最も尊いのは、危機や艱難に遭う時に支え合い、助け合うことだ。中日両国は友好的に付き合う近隣であるだけでなく、新型コロナとの戦いを経て双方の関係がより緊密になることを期待する」と述べた。
COVID-19の臨床経験共有プラットフォーム「GMCC)」と日本医療国際化機構が今回の交流会を共催した。前者は馬雲公益基金会、アリババ公益基金会、アリ健康などが共同で設立。2時間以上のオンライン交流において、両国の医療専門家は新型コロナ患者の臨床治療、特に重症・重篤症患者の治療経験を公開・共有し、2000人以上がライブ配信により今回の交流会を視聴した。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年6月1日