北朝鮮外務省報道官は1日、国連安全保障理事会による新たな制裁決議について「自衛権を否定した越権行為、主権侵害行為だ。我々のより強力な自衛的対応措置を招くだろう」と警告した。朝鮮中央通信が同日夜、伝えた。
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談話は「オバマ米大統領とその手先が、卑劣な制裁圧力でわが国の核武装路線を放棄させることができると考えるなら、それ以上の誤算はない」と主張。「我々は彼らを相手にもしない」と強調した。
また、「制裁は緊張激化だけを招き、朝鮮半島と地域情勢が統制不能な状態に陥った場合、その全責任は制裁決議の首謀者である米国が負うべきだ」とも指摘した。(ソウル=牧野愛博)