男子66キロ級決勝で、一本を奪う阿部一二三(上)=角野貴之撮影
柔道のグランドスラム東京(朝日新聞社後援)は2日、東京体育館で開幕。男女5階級が行われ、日本勢は4階級を制した。
男子66キロ級は19歳で期待の阿部一二三(日体大1年)が、決勝で豪快な一本勝ちを披露し、2年ぶり2度目の優勝。60キロ級は昨年の世界ジュニア王者永山竜樹(りゅうじゅ、東海大2年)が、リオデジャネイロ五輪銅メダルの高藤直寿(パーク24)を決勝で破った。
女子57キロ級は芳田司(コマツ)が2連覇。52キロ級は角田(つのだ)夏実(了徳寺学園職)が初優勝し、阿部の妹・詩(うた、兵庫・夙川学院高1年)が2位だった。48キロ級は2013年世界王者のムンフバット(モンゴル)が勝ち、大会が09年に始まって以来、外国勢でこの階級を初制覇。4連覇を狙ったリオ五輪銅メダルの近藤亜美(三井住友海上)は3位に終わった。