後半、PKを決める鹿島・金崎=杉本康弘撮影
(3日 CS第2戦 鹿島2―1浦和)
がむしゃらに前へ。その気持ちが強い2人が、鹿島の決勝点を生んだ。
鹿島、7年ぶり8度目の年間王者 浦和を下す Jリーグ
後半33分だった。自陣左から出た縦パスは浦和のDFが触るように見えたが、背後に抜けた。そのボールを途中出場の鈴木が狙っていた。かっさらうと、ゴールへ向かって一直線にドリブル。追いかけた浦和の槙野に倒されて、PKを獲得した。
「決勝は俺の出番でしょ」。右肩痛の影響もあり、出番がなかったCS準決勝のあと、そう言っていた鈴木。固い握手を交わし、PKのキックを託した金崎が、右足で決めた。ゴールを決めたエースもまた、左足首を痛めながらの強行出場だった。
前半7分、浦和に先取点を奪わ…