女子SPで演技する本郷理華=遠藤啓生撮影
(24日、フィギュア全日本選手権女子SP)
フィギュア特集 Kiss and Cry
宮原が首位、真凜4位 真央は8位 フィギュア女子SP
長い手をしなやかに使って、ターンを繰り返す魅力的なステップを女子の本郷が披露した。体を大きく反らせて両腕を広げてフィニッシュ。次の瞬間、にっこりと笑った。3回転トーループの2連続ジャンプなど、ジャンプはスムーズに決めた。「思い切り高く跳ぶ、そういうつもりでやった」と喜んだ。
参考記録ながらSPの演技構成点の自己ベストを超え、2位につけた。ステップとスピンはすべて最高のレベル4を獲得。「ジャンプをすべて決めることができ、ステップも楽しめた。フリーものびのび頑張ります」
■樋口「一番いい演技ができた」
女子SPを終えた樋口は開口一番、「今までで一番いい演技ができた」。スピードのある流れの中で、ジャンプを次々に着氷し、最後に笑顔。ただ、踏み切り違反のジャンプもあって、予想よりも得点は伸びなかった。「今季はよくないSPが多かったので、いい点が出るかなと。でもこの演技を明日のフリーにつなげたい」と前を向いた。