「伝説のボスザル」ベンツ=高崎山自然動物園提供
大分市の高崎山自然動物園で23日、サルの人気投票「選抜総選挙」が始まった。オス、メスとも16匹がエントリーし、来年1月25日に結果が発表される。メスの優勝候補は、今年も「シャーロット」。生後7カ月で臨んだ前回選挙では、投票数の半数近くを集めて圧勝した。1歳7カ月のいま、社交的で「サル付き合い」が良いお嬢さんザルに成長しているという。
特集:どうぶつ新聞
生まれて間もなく、英王室の王女と同じ名前がついて騒動となり、抜群の知名度をもつシャーロット。
来園者の靴ひもをほどいて回ったり、序列上位のオスの頭をたたいて逃げたりといたずら好きだったが、最近は少しおしとやかに。木の皮や葉っぱが大好きで、枝をくわえて歩く姿がよく目撃されている。最近は親ばなれしつつあり、群れの上下関係を理解し始めているという。
メスではほかに、今年5月に生まれた赤ちゃんの「リオ」、背中の毛に天使の羽のような模様があり、かつて2連覇した実績がある「ピー」、母親に見放された子ザルを育てて「奇跡の母ザル」と呼ばれた「カラオケ」などが対抗馬だ。
一方、オス部門は、申(さる)…