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漫画「スラムダンク」の作者・井上雄彦さん(49)とバスケット選手の対談企画の第8回は、Bリーグ最年長、46歳の折茂武彦選手です。
特集:「B.LEAGUE 主役に迫る」
井上 11月28日の千葉戦で、日本リーグ時代からの通算で9千得点を達成しました。
折茂 点数を取ることにはこだわってきたので、非常にうれしい。中学からバスケを始めた僕は人より足が速いわけでも、高く跳べるわけでもなかった。生きていくためにはシュートしかなかった。シュートは、打つまでが勝負だと思っています。自分のマークを引き離して、どれだけ有利な状態をつくれるか。だからこそ、この年齢までやれていると思います。
井上 若いころは、とがった性格だった印象があります。
折茂 審判にたてつくこともあったので、周りはひやひやしたと思います。バスケのチームはすべて実業団で、お客さんを入れる、という発想がなかった。だからファンの存在を意識したことはなかった。
井上 プロ野球やJリーグをうらやましく思ったことは?
折茂 僕がいくらがんばって給…