攻め込む北陸学院の大倉⑫=日本バスケットボール協会提供
29日に閉幕したバスケットボールの全国高校選抜優勝大会(朝日新聞社など主催)の男子で、創部4年目の北陸学院(石川)が3度目の出場で初めて3位に入った。準々決勝で昨年準優勝の土浦日大(茨城)を破るなど今大会の「台風の目」として話題を集めた。主力の多くは2年生。来年はさらなる躍進が期待される。
「ここを目標にしてやってきた」。エースの大倉颯太(そうた、2年)は4強入りを決めた27日の土浦日大戦の後、はきはきと話した。この試合で34得点。ドリブルを生かした一対一の勝負、3点シュート、的確なアシストを得意とする184センチのオールラウンダーの華やかなプレーが何度も会場を沸かせた。
北陸学院は2005年に共学化し、男子バスケット部は13年に創部。地元の強豪・布水中(野々市市)の出身者が多く、いまの2年生は全国優勝したメンバーだ。これまで県外への進学が多かったが、「石川を強くしよう」とそろって地元に残り、入学した。
今年は総体で初の8強入り。満…