前原誠司氏
■前原誠司元外相
無駄を削ることはやらないといけない。しかし、無駄を削るだけで必要な財源を生み出すことはできない。国民に負担をお願いすることが大事だ。いま、野党の中でも「削る、削る」とばかり言っている政党がお隣の大阪を中心にある。我々がこれから提案しなくてはいけない、ともすれば自己責任型の自公政権の政策に代わる新たな国家像とは真逆(まぎゃく)のことを言っているのが日本維新の会だ。こうした政党が野党として伸びるのが日本にとって健全なことだとは思っていない。
負担増をお願いする。それが高福祉、安心な社会ににつながっていく。これをしっかり示すことが、野党第1党としての大きな責任だ。しっかりまとめて、今年中にあるであろう総選挙で批判だけでなく新たな社会像、国家像を提示していく。このことが民進党に求められている。それを示す年にしていきたい。(京都市での街頭演説で)