経済3団体共催の新年祝賀パーティーに出席し、あいさつする安倍晋三首相=5日午後、東京都千代田区、岩下毅撮影
安倍晋三首相は5日、都内であった自民党の仕事始めや経済団体などの新年祝賀会に相次いで出席した。「酉(とり)年」に起きた出来事を振り返って「今年は大きな変化がある年」と予測し、憲法改正や経済政策について抱負を語った。
首相は、経済3団体の新年祝賀会で「力強い経済がなければ政治は安定しない。賃上げがあってこそデフレから脱却し、経済を力強く成長させることができる」として賃上げを要望。自身は働き方改革を断行するとした。
「初夢」も披露した。首相は2日に経団連の榊原定征会長らとゴルフをし、榊原氏よりスコアが良かったことを紹介。日本商工会議所の三村明夫会頭と経済同友会の小林喜光代表幹事のスコアも上回ることで、「グランドスラムを達成したい。こんな初夢を抱いている」と述べた。
自民党の仕事始めでは、憲法施行70年の節目の年を迎えたことに触れ、「新しい時代にふさわしい憲法はどんな憲法か。今年はいよいよ議論を深め、だんだん姿かたちを表していく、私たちが形づくっていく年にしていきたい」と述べた。