開幕を前に出場したプロアマ戦で、コースを見つめる松山=AFP時事
2017年の米男子ゴルフツアー初戦、SBSトーナメント・オブ・チャンピオンズが5日(日本時間6日)に米ハワイ州で開幕し、松山英樹が夢のメジャー制覇を目指して始動する。16年優勝者だけが出場する特別な大会で、新年からアピールを狙う。
初出場だった15年大会以来2度目の出場。前回は第3ラウンドを終えて首位に並び、優勝争いの末にプレーオフ進出を1打差で逃しての3位だった。力を伸ばした今回、世界ランキング1位のジェーソン・デー(オーストラリア)ら強豪がそろう大会で雪辱を期す。
進化を続ける松山は最良の形で16年を終えた。課題のパットが進境著しく、10月以降は世界選手権シリーズのHSBCチャンピオンズ制覇など、日本ツアーとツアー外競技を含めた個人戦5大会で4勝と破竹の勢い。日本男子初のメジャー優勝について「頭にある。やるべき課題をしっかり克服したら勝てると思う」と自信を口にしている。
直近の世界ランキングは6位。今季の米ツアーでは賞金とポイントのランキングでトップに立つ。オフはほとんどクラブを握らなかったそうだが、感覚を取り戻すのに時間はかからないだろう。米国でも注目度が増す24歳から目が離せない。(時事)