シュートを放つ富士通の町田⑩
バスケットボールの全日本総合選手権女子83回大会は7日、東京・代々木競技場で準決勝があった。4連覇を狙うJX―ENEOSが、10大会連続となる決勝進出。対戦相手は9年ぶりの優勝を目指す富士通に決まった。
■序盤1分間に連続6得点
富士通は我慢の末に6年ぶりの決勝進出をもぎ取った。1点リードで迎えた第4クオーター。開始直後に守備で球を奪うと、主将の町田から先に走っていた長岡へパスをつなぎ、シュート。ここから約1分で連続6得点を挙げ、シャンソン化粧品を突き放した。
決勝で戦うJXには2年続けて、Wリーグのプレーオフ決勝で苦杯をなめさせられてきた。JXは今季のWリーグ無敗。この日のトヨタ自動車を相手にした準決勝も前半で23点差をつける快勝だった。トヨタの2点シュート成功率を約2割に抑えるなど死角はない。
富士通の小滝監督は「とにかく強い。昨年にも増して強い。でもチャンスはある」。町田は「相手よりもアグレッシブに、強い気持ちで臨みたい」と語った。