米ニューヨークで11日、会見するトランプ米次期大統領=AFP時事
トランプ次期米大統領が大統領選後初めて、そして、昨年7月以来に開いた11日の記者会見は、選挙中からメディア批判を展開したトランプ氏と米メディアが激しいバトルを繰り広げた。
トランプ氏「虚偽ニュースだ」 「不名誉な情報」報道に
トランプ氏、ロシアのサイバー攻撃認める 当選後初会見
特集:トランプ米次期大統領
「始める前に、(米ネットメディアの)バズフィードが昨晩報じた内容について数点触れたい」
会見の予定時間を10分ほど過ぎた11日午前11時(日本時間12日午前1時)過ぎ、次期政権でホワイトハウス広報担当となるショーン・スパイサー氏がトランプ氏よりも先にマイクを握って切り出した。
スパイサー氏は「選挙戦で次期大統領に対し、あからさまに敵対的だった左翼ブログが、とてもわいせつで完全に間違った情報を就任数日前に報じることは、率直に言って常軌を逸しており、無責任だ。クリック欲しさの哀れな試みだ」と痛烈な言葉で批判した。
記者会見前日の10日夜、米ネットメディア「バズフィード」とCNNテレビが、米情報機関が、ロシアがトランプ氏に関して不名誉な情報を持っている可能性をトランプ氏に伝えたと報じた。
とくにバズフィードは「疑惑は…