1月5日、ソウル中央地裁で行われた第1回公判に出席したチェ・スンシル被告=東亜日報提供
「お父さん、チェ・スンシル(被告)が国をめちゃくちゃにしたの」
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主催者が「100万人がソウルに集まった」と発表した抗議集会の夜、小学生の娘が私にこう尋ねた。
韓国では、昔から儒教の影響で姓と名前を重んじる習慣が根付いている。お金を払って名前を付けてもらうことも、人生経験が豊富なお年寄りが名付け親になることもある。名前は親から授かった大事な財産。日本統治時代の創氏改名を恥と思い、自ら命を絶った人もいたほどだ。
ところが、今回の事件では、改名した人が目立つ。チェ被告は昔、チェ・ピルリョと名乗っていたが、スンシルに改名し、今はソウォンと名乗っている。
チェ被告の娘やめいも改名したという。彼女たちは、朴槿恵(パククネ)大統領と関係が深いチェ被告の影響力を利用した不正に問われている。
チェ被告の父で新興宗教の開祖だった崔太敏(チェテミン)氏は、知られているだけで七つの名前を持つとされる。
彼らの改名の背景には、運勢を…