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ハーバード、東北被災地に熱視線 儲けではなく志学ぶ

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「みなとまちセラミカ工房」で客と話すHBSの学生たちと代表の阿部鳴美さん(右から2人目)。壁には手作りタイルが飾られている=9日、宮城県女川町、長谷川陽子撮影


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世界各国の有名企業にリーダーを送り出している米ハーバード・ビジネス・スクール(HBS)が、学生の学びの場として、東北の被災地に注目している。2008年のリーマン・ショックを機に、社会のためになるリーダーのあり方を見直したとき、参考になる姿がそこにはあった。


1月3日、HBSの学生43人が日本に到着した。東京での企業訪問の後、5人前後のグループに分かれ、宮城や岩手の清酒メーカーやNPO法人など9カ所の協力先に向かった。


HBSが12年に導入したプログラムでは、協力先で経営計画や課題の解決策を提案する。海外5カ所程度から学生が1カ所を選ぶ。毎年人気なのが日本の東北地方で、これまでに約150人が参加した。


今回は11日間の日程で、福島では高校生と交流も。50万~60万円の費用はほとんどが学生の負担だ。


宮城県女川町でスペインタイルを作るNPO法人「みなとまちセラミカ工房」には、米国とホンジュラス出身の男女4人がやってきた。投資銀行などで働いた経験がある27~29歳のエリートたちだ。このうちの一人、ヒラリー・クレンツマンさん(27)は「被災した人たちが立ち上がる姿に刺激を受け、学びたいと思って来ました」。


セラミカ工房は、女川生まれの…



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