お城通り再開発で選ばれたイメージ図。東側から=小田原市提供
神奈川県小田原市は、小田原駅東口お城通り地区再開発事業で、優先交渉権者になった万葉倶楽部(本社・小田原市)の事業企画提案のうち、配置図やイメージ図、選定理由などを公表した。市が重視するホテルと図書館を配し、和風の商業棟で「宿場町」を歩く楽しみもアピールする。市は2019年中の完成をめざす。
お城通りは小田原駅から南の小田原城天守閣へつながる道。万葉倶楽部の企画は「宿場町のこころを、いまに再現する」と唱え、通り沿いに低層の和風商業棟、西寄りの鉄道線路沿いにホテル棟、中間に細長い広場を設ける。駅の歩行者デッキと同じ高さでつなげる通路も提案する。
選定理由は「ライブラリー(図書館)機能と子育て支援機能を一体的に配置し、機能連携と相乗効果を強く意識している」と市民のニーズへの対応を評価。「観光バス乗降場に付随する待機スペースを設けるなど、乗降や待合の利便性、安全性に配慮した」と観光面の効果も指摘する。
24日の市議会建設経済委員会…