第22回西関東アンサンブルコンテスト(西関東吹奏楽連盟、朝日新聞社主催)は28日、埼玉県所沢市の所沢市民文化センターで中学の部があった。埼玉、群馬、新潟、山梨の4県から計38団体が出場し、草加市立谷塚中(打楽器五重奏)と川口市立青木中(打楽器八重奏)の埼玉勢2団体が代表に初めて選ばれた。3月18日に兵庫県尼崎市のあましんアルカイックホールで開かれる全国大会に出場する。
特集・全日本アンサンブルコンテスト
谷塚中は、森の情景をイメージした色彩豊かな曲を力強さと柔和さを織り交ぜて表現。パートリーダーの金井莉子さん(2年)は「全国大会では楽しみながら満足のいく演奏をして、金賞をとりたい」。
青木中は西南戦争がテーマのダイナミックな曲で会場を魅了。パートリーダーの円城寺拓斗さん(2年)は「みんなで目配せをしてリズムがよくそろった。全国大会では完璧で熱い演奏をしたい」と語った。
両校の吹奏楽部はここ数年、交流があり、合同演奏会などを通し演奏力を高め合ってきたという。表彰式後、顔を合わせた部員たちは喜びにわき、肩をたたき合っていた。
成績は次の通り(★は全国大会出場)。
【中学校】
金賞 草加・青柳(打8)、北本・北本(ク4)、草加・谷塚(打5)=★、川口・青木(打8)=★、伊奈学園(木8)、白岡・白岡(金8)、朝霞・朝霞第一(フ4)、入間・野田(金8)、白岡・白岡(打5)、山梨・山梨南(木8)、新潟・西川(木8)
銀賞 さいたま・常盤(木8)、飯能・加治(フ4)、伊奈学園(金打8)、入間・野田(木8)、久喜・菖蒲(フ3)、伊勢崎・赤堀(打8)、伊勢崎・赤堀(木8)、高崎・塚沢(金8)、伊勢崎・あずま(ク3)、甲州・塩山(金8)、山梨・山梨南(管8)、新潟・坂井輪(木打8)、妙高・新井(木8)、長岡・越路(木8)、長岡・南(木8)
銅賞 ふじみ野・大井西(ク4)、高崎・塚沢(打5)、館林・第三(木8)、前橋・桂萱(ク4)、前橋・鎌倉(ク3)、上野原・上野原西(木6)、中央・玉穂(木5)、山梨大教育学部付属(管打7)、新潟・上山(金8)、新潟・関屋(木8)、新潟・上山(木8)、糸魚川・青海(打3)
(打=打楽器、木=木管、金=金管、管=管楽、木打=木管打楽器、金打=金管打楽器、管打=管楽打楽器、ク=クラリネット、フ=フルート、数字は四重奏などの略)