2025年に大阪での開催を目指す国際博覧会(万博)の概要について、経済産業省がまとめた報告書骨子案がわかった。テーマは、大阪府が掲げた「人類の健康・長寿への挑戦」より幅広く、「未来社会をどう生きるか」とする案を提示。VR(仮想現実)技術を活用したり、高度な自動翻訳技術で参加者が互いに対話できたりと「常識を越えた万博」を打ち出す。
特集:大阪万博
経産省は15日の有識者らの検討会でこの骨子案を示し、議論を踏まえて3月に報告書にまとめる。政府は4月にも閣議了解で正式な立候補を決める予定だ。
骨子案によると、基本理念は、現代社会に生じている様々なひずみを踏まえ、「持続可能な人類の生き方を改めて問う」とうたい、「新たな社会変革への動きにつなげるような万博」と提示する。テーマ案を英語で「Designing Our Lives for Future Society」と示したうえで、日本語訳を「未来社会をどう生きるか」とした。
海外にアピールする日本での開…