沖縄県恩納村(おんなそん)の国道58号で12日午前0時ごろ、小中学生3人が乗ったオートバイが転倒し、中学生1人が死亡、もう1人が大けがをした。県警が調べたところ、運転していたのは那覇市の小学6年の男児(12)で、酒も飲んでいたことがわかり、県警は男児を22日に児童相談所に送致した。
県警によると、頭を強く打って死亡したのは那覇市の中学3年の男子生徒(15)。那覇市の中学2年の女子生徒(14)が鎖骨が折れる重傷。男児は手足に擦り傷を負った。
事故直後は誰が運転していたかわからなかったが、防犯カメラの画像などから男児が運転していたことがわかり、男児の血中からは基準値を超えるアルコールが検出された。男児も運転していたことを認めたという。同乗の2人からアルコールは検出されなかった。
3人は那覇市内の別々の学校に通う友人で、オートバイで同県名護市に行った帰りだった。男児は14歳未満で刑事責任を問えないため、県警は少年法に基づいて児相に送致した。